持ち運び可能で、どこでも涼しくしてくれるポータブルクーラー。
工事の必要がないため、すぐに使える点も魅力の1つです。熱い季節を乗り越えるため、手ごろな価格で手に入るアイリスオーヤマのポータブルクーラーを購入しようと考えている方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、アイリスオーヤマ ポータブルクーラーairwill IPP-2224Sについて、気になるメリット・デメリットや口コミを紹介していきます。
良い点・悪い点の両方をまとめましたので、購入を考えている方はぜひ参考にしてください。
ポータブルクーラーとは
ポータブルクーラーとは、持ち運びができる小型のクーラーのことを指します。冷却の仕組みはエアコンと同じで、排気口からは温風を逃がすことで吹き出し口から冷たい風を送ってくれます。
一方エアコンとは異なり、ポータブルクーラーは設置工事がいりません。そのため工事費用がかからず、すぐに使えるのが特徴です。持ち運びもできるため、家以外でも夏場のキャンプや車中泊などで利用されています。
ポータブルクーラーとエアコンの違い
ポータブルクーラー(スポットクーラー)とエアコンの主な違いは、室外機の有無と設置工事の必要性です。
エアコンは室外機を使って部屋の熱を外に排出し、広い部屋を効率的に冷やしますが、設置工事が必要です。
一方、スポットクーラーは排気口から熱を逃がし、移動や設置が簡単で、一部分や小さな部屋を冷やすのに適しています。用途に応じて、手軽さを重視するならスポットクーラー、広範囲の冷却ならエアコンが最適です。
ポータブルクーラー(スポットクーラー)とエアコンの違いを比較
項目 | ポータブルクーラー | エアコン |
---|---|---|
冷却方法 | 本体内で空気を冷やし、排気口から熱を逃がす | 室外機を使用して部屋の熱を外へ出す |
室外機の有無 | なし | あり |
排熱方法 | 排気口に排熱ダクトを取り付け、窓や排気口から外に熱を逃がす | 室外機を通じて熱を外へ排出する |
設置工事 | 不要。移動が簡単で手軽に使用できる | 基本的に設置工事が必要 |
冷却効果 | 限られたスペースや小さな部屋向き | 広い部屋全体を効率的に冷却できる |
使用シーン | 一部の空間やスポット冷却に適している | 部屋全体の温度管理に適している |
それぞれの特性を理解し、用途に応じて最適な冷却方法を選択する際の参考にしてください。
アイリスオーヤマポータブルクーラーairwill IPP-2224S口コミ
実際にアイリスオーヤマのポータブルクーラーを購入した人たちは、どのような評価をしているのでしょうか。
アイリスオーヤマのポータブルクーラーの最新機種「airwill IPP-2224S」の口コミをご紹介します。
良い口コミと悪い口コミの両方をまとめたので、参考にしてください。
良い口コミ
10畳以上の居間に設置しましたが意外と冷えています(部屋の半分冷えても十分)
排熱ダクトをしっかり隙間無く設置しダクト用耐熱カバーも使いました
稼働音も職場で使っている10年以上前の業務用エアコンより静かで許容範囲内です(個人差)
除湿が意外と使えて10畳以上でもムシムシ・ベタベタ感が取れます。引用元:Amazon
ポータブルエアコンはあまり期待してなかったものの、良き方で裏切られました。
壁設置型のエアコンと同じく凄く冷やされました。冷房も冷やされますが何より除湿機能の凄さ!
作業部屋はクーラーの隣部屋、、、もっと早くこの商品に会いたかった。引用元:Amazon
エアコンをつけてない寝室に使おうと思って購入。
音が大きいとの事前情報だったので身構えていましたが思いの外静かで尚且つ涼しい。
エアコン取り付けできない家庭では重宝するのではないでしょうか。
引用元:Amazon
職員住宅なのでエアコンを設置できず、こちらを購入。
北海道の道北に住んでおり、7月下旬〜8月の現在で室温が30~32℃以上、湿度も70%以上、ジメジメして暑く、本日夕方に設置して2時間フル稼働したところ、30℃→27℃、80%→68%でとても快適です。
部屋をもっと締め切ればまだまだ下がると思います。
発送も早く、1日で届きました。
設置自体は女性でもできるくらい簡単で、補助鍵も大変助かりました。(本体は重量級)
正直リビングとキッチン合わせて12畳あるので、近くが冷えてくれれば十分と思っていましたが、これほどとは。
音も気になるほどではなく、家にあるプラズマクラスター除湿機と同じ程度のもの。
付属品が充実していて、設置が簡単。
まわりの職員住宅の方々にもおすすめしようと思います。引用元:Amazon
非常に小さい窓しかない狭い部屋で、夏場灼熱となり困っていましたが
この製品で快適に過ごせるようになりました。
排気ダクト取付窓枠が、小さい窓にギリギリ収まりました。
安価ですし、良い製品です。引用元:Amazon
良い口コミでは「意外と部屋が冷えた」「除湿機能がすごい」「思いのほか音が静か」「設置が簡単だった」「値段が安くコスパがよかった」などの意見がありました。
一般的にポータブルクーラーにはエアコンやクーラーほどの冷却能力は期待できませんが、「airwill IPP-2224S」では冷却能力に満足している方の声が多くみられました。
「10畳の部屋の半分くらいが冷えた」という口コミがあるように、ある程度の範囲を涼しくできる能力はあるようです。
また、寝室用に購入した方でも、「動作音が思いのほか静かだった」というように、良い意味で予想を裏切られたという口コミも複数ありました。
「除湿機能がよかった」という口コミもみられ、部屋の嫌なジメジメやムシムシ感を解消するのにも役立っているようです。他にも、設置が簡単で女性でも問題なくできたという声や、コスパのよさに満足する声が寄せられています。
悪い口コミ
北の部屋の窓から出っ張って取り付けることができないので、購入しましたが、音がうるさく、メインルームのエアコンが広めのものに対応していましたので、現状使用しておりません。
引用元:Amazon
全く冷えない。扇風機ですか?って言う商品です。
不良品で 無ければ ただのうるさい扇風機ですね!引用元:Amazon
まず説明書が付属していません。窓に取りつけるための説明がペラ1。
付属の排水ホースはどこにつければよいですか?必要なのか要らないのか、はっきり書いてください。
また音もかなり大きく、物自体も重いためとてもじゃないが持ち運びで使おうなんて思わないです。
肝心の冷却性ですが、室温は全く変わりません。冷たい風が出てくる扇風機みたいな感じです。引用元:Amazon
悪い口コミでは「音がうるさい」「まったく冷えない」「説明が足りず、わかりづらい」という意見がみられました。
しかし、これらについては良い口コミで満足していると言う声も多かったため、個人の感じ方による違いとも判断できます。とはいえ、音に関しては「若干気になる」という声が多くみられたため、神経質な方は避けた方が無難かもしれません。
冷却機能に関しては、エアコン並みの冷却力を期待していると、物足りなく感じてしまう可能性が高いです。ポータブルクーラーは、あくまでもスポット的に涼しくしてくれるものと割り切って購入をするかを決めましょう。
また、「airwill IPP-2224S」の組み立てや設置の手順はシンプルですが、どうしても組み立てが難しい場合はアイリスオーヤマ公式のオンラインストアである「アイリスプラザ」に使用画像がたくさん掲載されているため、参考にしてみるとよいでしょう。
アイリスオーヤマポータブルクーラーairwill IPP-2224S
airwill IPP-2224S商品紹介
どこでも涼しく快適に過ごせるポータブルクーラーが登場。工事不要で、キャスター付きなので移動も簡単。冷風、除湿、送風の多機能モードを搭載し、梅雨時にも大活躍。付属の窓パネルでさらに涼しく、ノンドレン方式で排水の手間も省けます。
おやすみモードやチャイルドロックなど安心の機能も充実。簡易的な冷房として、場所を選ばず使用できます。
airwill IPP-2224Sおすすめポイント
- 工事不要でどこでも使用可能
- エアコンと同じしくみの冷風でしっかり涼しい
- キャスター付きで移動が簡単
- 付属の窓パネルで効果的に冷却、別売りロング窓パネルにも対応
- ノンドレン方式で排水の手間を軽減
- 冷風、除湿、送風の多機能モード搭載
- 安心のチャイルドロックやおやすみモード搭載
- 便利な入/切タイマー付き
airwill IPP-2224Sの仕様
項目 | 仕様 |
---|---|
電源 | AC100V 50/60Hz |
冷風能力 | 2.0/2.2kW |
消費電力 | 670/790W |
冷風運転電流 | 7.8/8.1A |
冷媒 | R410A |
冷媒封入量 | 280g |
コード長さ | 約1.5m |
排気ダクト | 約30~155cm |
製品寸法(cm) | 幅約30×奥行約31.6×高さ約69.6(本体) |
質量 | 20.5kg |
電流ヒューズ | AC250V,3.15A |
付属品 | 排気ダクト(約30~155cm)×1、ダクトエンドA×1、ダクトエンドB×1、リモコン×1、電源固定バンド×1、動作確認用電池×2、窓パネルA×1、窓パネルB×1、窓パネルC×1、レール用アタッチメント×2、ねじ×4、丸座金×4、ばね座金×4、ナット×4、蝶ナット×2、蝶ナット座×2、隙間シール(10mm)×3、隙間シール(5mm)×1、排水ホース×1、補助鍵×1、キャスター受け×4 |
生産国 | 中国 |
保証期間 | 本体1年間、冷媒回路(圧縮機・熱交換器・本体配管)3年間 |
アイリスオーヤマポータブルクーラーのメリット・デメリット
アイリスオーヤマのポータブルクーラーには、どのような特徴があるのでしょうか。メリット・デメリットをそれぞれ解説します。
メリット
メリット
・エアコンが設置できない場所でも使用可能
・付属の「窓パネル」で排熱対策ができる
・使いやすい機能が充実している
ポータブルクーラーの大きなメリットは、本体を持ち運べる場所であればどこでも使用できるという点です。例えば料理中はキッチンまで持ち運ぶことができ、寝る際は寝室まで移動させて使うことができます。アイリスオーヤマのポータブルクーラーは、底にキャスターが付いているため、場所の移動も楽々できます。
また、付属の「窓パネル」を使うことで、室内をより効率的に冷やすことが可能です。通常ポータブルクーラーは吹き出し口から冷風が出る一方で排気口からは温風が出るため、部屋全体を冷やすことには不向きです。しかし、排気口から出た温風をそのまま窓から逃がすことができる「窓パネル」を使用すれば、室内に温風がこもるのを避け、より効果的に冷やすことができます。
他にもアイリスオーヤマのポータブルクーラーには、設定温度を徐々に上げていくことで就寝中の冷えすぎを防止する「おやすみモード」や、梅雨の時期に便利な「除湿モード」などの便利な機能が充実しています。さらに内部洗浄機能や、排水の手間が省ける「ノンドレン方式」を採用しているため、お手入れにも負担がかかりません。
デメリット
デメリット3つ・一般的なクーラーと比べると冷却力は劣る
・広範囲の冷却には不向き
・動作音が若干気になる
アイリスオーヤマの商品に限った話ではありませんが、一般的にポータブルクーラーは普通のエアコンやクーラーと比べてやや冷却能力は劣ります。しかしコンパクトで持ち運びが便利な分、パワーの面ではエアコンやクーラーに適わないのは仕方のないことと言えるでしょう。
また、ポータブルクーラーはスポット的な冷却に向いており、部屋全体を涼しくするような広範囲の冷却には不向きです。排気口から温風が出る構造のため、排気口側はかえって温度が上昇してしまうのです。ただし、メリットでお伝えした「窓パネル」を使用することで、温風を部屋の外に逃がすこともできます。
その他にも、動作時の音が若干うるさく感じるという問題もあります。これは涼しい風を送り出すため、構造上仕方のないことですが、静かな場所で使う予定の方や音が気になりやすい方は注意が必要です。
まとめ:
ポータブルクーラーは、工事不要でどこでも使える冷房家電です。アイリスオーヤマのポータブルクーラーairwill IPP-2224Sは、安価ながら冷却能力に優れ、使いやすい機能が充実しています。
しかし、ポータブルクーラーはあくまでもスポット的に涼しくしてくれる家電であるため、部屋をまんべんなく涼しくしてくれるものではありません。また、構造上ある程度の動作音がするのは覚悟しておく必要があります。
上記の注意点を理解した上で、購入をするかどうか考えてみてください。